BPSとは、Biofunctional Prosthetic System(生体機能的補綴システム)の略で、
イボクラールビバデント社が開発した、「よく噛める」「痛くない」「外れない」
「美しい」を実現する高品質な入れ歯製作システムです。
通常の入れ歯製作では形態の原型となる口の中の型取りを行うとき、上の顎、下の顎を片方ずつ行いますが、この方法では本来弾力と動きがある口腔内の形態を型に反映させることが難しく、入れ歯の品質は型取りを行う歯科医師の技術と感覚に依存してしまいます。
BPSデンチャーは、お口を閉じた状態で上下顎の型取りを1度に行うことで、患者さまのお口の動きを反映した精密な型取りを短時間で行うことができます。
※保険適応外治療
一般的に入れ歯を作る際には、約1~2か月かかるといわれていますが、BPSの制作システムは、患者さんの来院回数を最短4回で済ますことができ、そのうえ患者様一人一人に合わせて作られるフルオーダーメイドの入れ歯であるので、最高品質の義歯を規格化して提供できます。そのため早くて高品質で高精度な入れ歯を作ることができるのです。
フィットしていない入れ歯を使っていると、歯肉と入れ歯の間に食べ物がはさまってしまい、食事をするたびに痛くて苦痛といったことがしばしば起こります。入れ歯が合わなくなった場合、再度入れ歯を作製することになります。噛むときの圧力が均等にかかり、歯茎に吸い付くようにフィットして、離れない・ガタつかない入れ歯を作るには、「型取り」が非常に重要な工程だと言えます。
BPSデンチャーはこれまでの従来の型取りとは大きく異なり、上下の顎の型取りを一度で行い、動く際の形状を想定してつくられます。そのため噛み心地が良く、外れにくい、高いフィット感を実現することができるのです。
BPSデンチャーは、自然な光沢感とリアルな表面性状、歯間やサイズなど細部までこだわった審美性を持つ、フォナレス人工歯を使用しています。顎の生理的な動きに合致したフォナレス人工歯は、配列のしやすさや制作効率、年齢に合わせた選択ができる形態など患者様だけでなくデンチャー制作に携わる全ての人たちを考えて生み出された、時代のニーズに応えた人口歯です。
また、精密義歯に使用するベース材(入れ歯の歯肉部分の材料)にイボカップ(加熱加圧精密重合レジン)を使用しています。通常の入れ歯に使用する製法では、重合する際に若干の変形が伴い、固まった入れ歯の中には数多くの細かい気泡が入ってしまいますが、イボカップは常に6気圧(3t)で加熱加圧填入することで、温度による変形が非常に少なくすることができ、高密度で気泡が入らないため、気泡が原因の臭いや変色を防ぐことができます。その上、耐久性も非常に高いため床の厚みが非常に薄い入れ歯を作製することが可能です。
人口の歯を並べて患者さまの表情、人工歯の大きさ・形・色などの要望をもとに選定します。一人一人の口腔内に合わせて人工歯の選定を行いますので、自然で綺麗な患者様に適した入れ歯の作成することができます。
そして選定された人工歯を並べた状態で蝋義歯としてお口の中に装着し、必要に応じて歯科医師、歯科技工士が修正・調整を行います。
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